大山祗神社〈山の神神社〉とは
大山祗神社〈山の神神社〉は、神奈川県相模原市南区下溝にある神社です。
神奈川県神社庁による公式WEBサイトはこちらになります。
神奈川県神社庁では「山神神社(やまのかみじんじゃ)」となっています。
境内の掲示による由緒は以下のとおりです。
県立相模原公園入口近くにある「山の神神社」の祭神は「大山祇の神」(おおやまづみのかみ)で、古来、山林・農業の守護神として、また衣食住の神としてあがめられてきました。社殿と鳥居は昭和年代に建てられたようですが、社殿内の小さな石の祠には、宝永元(1704)年の年号が刻まれています。
また、約400年前の戦国時代、八王子城主 北条氏照の娘「貞心尼」が晩年住んでいたと伝えられる、下溝 堀之内の屋敷の鬼門を守るために祀られたとも言われています。
400年前の1625年はすでに将軍が徳川家光です…というのはさておき、こちらの「山の神神社」は300年以上の長い歴史を持つ神社となっています。
新しそうに見えるけど実は結構古い案内板だったらごめんなさい…。
(「約400年前」が「戦国時代」ではなく「晩年」にかかっているなら…と思ったのですが天正十六年(1588年)没だそうです…。)(「戦国時代」はわたし個人としては1467~1568年という認識です)
アクセス
公共交通機関
駅から徒歩
JR相模線の原当麻駅が最寄りになります。
googleマップさんでは神社を目的地にするとうまくルートが表示されないのですが、神社のちょっと下に当たる「クヌギゲート」まではこんな感じです。
原当麻駅から神社までだと20分弱といったところでしょうか。
路線バス
道路は県道52号線です。
道路両側に見えるバス停が、その名も「山の神坂下」というバス停になります。
この「山の神坂」とは、もちろん、「山の神神社」に由来するものとされています。
その先右側の歩道が車道から高度を上げていくと、神社に到着できます。
また、「女子美術大学」バス停からも徒歩10分程度ですし、村富線のバス停からも相模原公園を散策しつつ抜けてくれば徒歩15分程度となります。
クルマ
神社の駐車場とされるものはありません。
こちらは県立相模原公園にあった案内図です。
大きなP、中央駐車場があります。
その出入り口の目の前、画像の中央付近にある鳥居のマークが「大山祗神社〈山の神神社〉」です。
ここに名前が記されていないということは、公園の施設ではないということだと思うのですが、
境内から見ても、本当に目の前なんですよね…。
この駐車場には「公園利用者のための駐車場です」としっかり書いてありますが、こちらに駐車し、公園の散策もする中で、神社にお参りすることは大丈夫ではないかと思います。
料金などはこちら
参考までに周辺地図は以下のとおりです。
お参りしてきました(2024年4月中旬)
お散歩の途中でお参りさせていただきました。
県道52号線、「山の神坂」付近です。
右側の歩道がこのように一段高いところを進んでいきますので、こちらを歩いて登って行きます。
ここに県立相模原公園の「クヌギゲート」があり、急坂を登ると麻溝公園・ギオンスタジアムへ行くことが出来ます。
さらに進んでいくと
「山の神坂」の文字の入った石碑です。
歩道から参道へ入っていきます。
ふかふかの坂道を少しだけ歩くと、
正面に「山神々社」と書かれています。
神社庁のページの「山神神社」はこちらの表記ですね。
左側には「左 木曽道」とあります。
がんばって右側を見ると、「右 町田道」とあります。
この段丘を登っていく坂道が分かれていく道しるべを兼ねていたのでしょうか。
左に行くと、現在の古淵・東淵野辺あたりを通って町田市木曽方面、
右に行くと、現在の相模大野・町田市原町田方面、
と考えると、なんとなくわかるような気がします。
道しるべの左にある石段を登ります。
もともと段丘崖の途中にあることもあって、かなり急な石段ですが、左右の擁壁が見たことないレベルで頑丈そうでした。
鳥居を見上げます。
「大山祇神社」の扁額があります。
参道も大変歩きやすく整備されています。
こちら社殿になります。
小さめな社殿ですが、綺麗に整備されています。
とても立派な注連縄があります。
本日のおさんぽの無事もお願いしつつ、お参りさせていただきました。
社殿に向かって右隣に、社殿に負けないぐらいの迫力のある六角柱の石碑がありました。
こちらの石碑、「雹塚」なのだそうです。
新し目の説明が掲示されていました。
文末には「下溝八幡宮・山の神神社 宮世話人」との表記がありました。
そういえば、下溝八幡宮においての掲示でも一緒に扱われていました。
下溝八幡宮に以前にお参りした際の記事はこちら
おじゃまいたしました。
ありがとうございました。
お参りしてきました(2025年5月中旬)
おさんぽ途中にお参りさせていただきました。
女子美術大学バス停方向から歩道を歩いてきました。
左の木立の中には神社の鳥居と石段が、横断歩道を渡った先には県立相模原公園の駐車場の入口と「P」の電光掲示が見えています。
歩道から見下ろした参道です。
なかなかの高度差があります。
鳥居の先に扉があり、ここから境内に入ることができました。
その先には県立相模原公園駐車場入口の案内看板もあります。
一旦鳥居まで戻って、あらためてお参りしましょう。
交通量の多い県道に接していますが、この境内はいつもなにか独特な空気が流れている気がします。
去年はなかった掲示ですね…。
自分の感覚でいうと「なんと罰当たりな」「なんと恐れ知らずな」という感じなのですが、そうでもない方が世の中にはいらっしゃるのでしょうか…。
あ、こちらの「お知らせ」によって、「山の神神社」が公式的にも使っているお名前表記ということでいいのかもしれません。
雹塚さまにもお参りいたしました。
右奥に見えるのは紹介看板ですが、
雹塚さまと案内看板の向こうは道路を挟んで、県立相模原公園の駐車場でした。
お邪魔いたしました。
ありがとうございました。
まとめ
相模原市南区下溝にある「大山祗神社〈山の神神社〉」について書いてみましたがいかがでしょうか。
「相模原公園と県道52号線に挟まれた位置にある、古くからこの地域とこの坂を通る人々を見守り続けてきた神社」ということが伝わったら幸いです。
気になることがみつかった方は是非当ブログ内の各ジャンルの記事にも飛んで読んでいただけたら嬉しいです。
相模原市南区に興味を持っていただき、また、この記事を読んでいただいてありがとうございました。