ここでは相模原市南区のそのスペック・ポテンシャルを紹介していきます。
相模原市南区の位置・地形
相模原市南区の緯度経度
相模原市南区の位置ですが、南区役所の緯度経度は「北緯35度31分49.3秒 東経139度25分49秒」となっています。
これはどういったところと並んでいるかというと、真北に向かうと栃木県足利市を通り、奥日光中禅寺湖、福島県奥会津を通って、新潟県村上市が経度では同じぐらいになります。
真東に向かうと川崎市や多摩川河口を経て東京湾を越えて九十九里浜に至ります。真西に向かうと宮ヶ瀬湖や河口湖を越えて、さらに南アルプス(赤石山脈)の荒川岳の北を越えて長野県飯田市、岐阜県を越えて滋賀県琵琶湖の北端をかすめ、兵庫県豊岡市、鳥取県境港市といったところが緯度では同じぐらいになります。
そのまま日本海を渡ると朝鮮半島にあたり、韓国蔚山市が南区役所とほぼ同じ緯度になるようです。
相模原市南区の神奈川県内での位置
相模原市南区は、神奈川県中央部北部に位置する相模原市の中で、一番南東に位置しています。県内での地域名としては、「県央」「県北」「相模原」などの地域名が使われているようです。
※「県央地域」の例…神奈川県WEBサイト
※「県北地域」の例…神奈川県WEBサイト
※「相模原地域」の例…神奈川県WEBサイト
相模原市中央区のほか、大和市、座間市、厚木市、町田市と接しています。
相模原市南区の標高
相模原市南区の標高ですが、南区役所の標高はおよそ92mとなっています。
相模原市南区は相模川によって形成された大きな河岸段丘にありますが、その上段域の標高はおおよそ80~100mです。
境川沿い上鶴間本町の大和市境付近では70mほどのところもあります。
また、下段域のなかでも、相模原市南区の最南端である新戸河原の相模川の河川敷付近では30m弱となっています。
相模原市南区の面積
相模原市南区の面積は38.11平方kmです。
相模原市3区の中では一番小さく、市全体のうち11.6%を占めています。 県内自治体では、鎌倉市(39.67平方km)、松田町(37.75平方km)が面積の近い自治体となります。
県外の著名な都市では沖縄県那覇市(39.57平方km)が近いでしょうか。
ちなみに広島県の大崎上島(38.27平方km)が相模原市南区に近い面積の島となります。
相模原市南区の地形
相模原市南区は相模川によって形成された河岸段丘面に位置しています。
上段と呼ばれる相模原台地(相模野台地)はとにかく平らで広いため、「自転車があればどこまでも行ける」との声もあるほどです。
町田市との境には境川が流れています。旧相模国と旧武蔵国の境なので境川です。
関東ローム層と呼ばれる火山灰土で覆われた上段相模原台地には川もほぼ無いため、昔から水利には苦労していたそうです。
上段から相模川に向かってゆるやかな階段状に段丘が形成されており、中段域には鳩川・姥川・道保川が、下段域には八瀬川が流れ、流域には緑地が広がっています。これらの川は相模川にそそぐ川たちです。
相模原台地の特に上段の平坦面については大変強固な地盤として知られています。
相模原市南区の気候・気象
相模原市南区の気候は、太平洋側南関東にあたることもあり、概して温暖で暮らしやすい気候と言えると思います。
南区内には残念ながらアメダスなどがないのですが、最寄りのアメダスである海老名の数値は以下のとおりです。
(出典:気象庁WEBサイト)
過去最高気温 38.1℃
過去最低気温 -8.9℃
年平均降水量 1760.9mm
年平均気温 15.6℃
海老名アメダスの標高は18mとのことですので、75mほど標高の高い相模原市南区では、最低気温に関してはもう少し下がることもあると思われます。
相模原市南区は内陸に位置するため、夏はかなり暑くなり、冬の朝はかなり冷えることが多いです。
天気予報などですと、神奈川県東部(横浜)や神奈川県西部(小田原)の天気が表示されることが多いのですが、海沿いのそれらの都市とは違った天気になることもしばしばあります。
個人的な感想ですが、比較的予報が近いと思われるのは東京都八王子市の予報、あとはちょっと遠いのですがなぜか栃木県宇都宮市の天気予報が近いような気がします(あくまでも個人の感想です)
夏場は高尾山付近で発生した雷雲が南下してくるに従い、激しいゲリラ豪雨に見舞われることもあります。
その際は境川沿いに南下してくることも多く、南区付近の境川でも水位が急激に上昇することもあり、警戒が必要なときもあります。
一方、相模川はもともとかなり大きいこともあり氾濫原も広大なため、大雨の際でも南区付近で危険な状況になることはあまり多くはない印象です。
ただこれは危険な状況に決してならないということではありません。台風や豪雨などの際には国や自治体から発せられる情報を必ず確認して、適切に避難などの対処をお願い致します。
相模原市南区は真冬にはかなり冷え込みますが、積もる程の雪が降ることはあまりありません。積もっても夕方にはとけるレベルがほとんどです。
但し南岸低気圧による降水で雪かきが必要な大雪になることも数年に一度あります。(個人の感想です)
ニュースなどで「都心でも積雪のおそれ」などと出た場合は若干標高の高い相模原市南区では積雪のおそれがより高いと警戒する必要があります。(個人の感想です)
大雪になることは少なくても、降雪はしばしばあり、また、雪でなくても午後に降った雨が早朝に凍結することは多くあり、クルマに関しては冬タイヤを装備するに越したことはないと思います。
「神奈川県の天気予報」では海沿いで温暖な横浜の予報が表示されることが多いので、冬場は念のため各社の「ピンポイント予報」を参照したり、テレビの天気予報などで「山沿いでは…」と注意があった場合は念のため気にしておくと良いと思います。
相模原市南区の各社ピンポイント予報
自分がいつも使っているのはこの3社です。
3社の予想が一致したときは、「あぁ、もうこの天気だろうな」と思うことにしています。
3社の予想がバラけた場合は、自分に都合のいいものだけを信じることにしています。(もちろん準備はちゃんとしますが)
2日前ぐらいだと結構予報がバラけることも多いんですよね…
(あくまでも個人の感想です)
日本気象協会(tenki.jp)
Yahoo!天気・災害
ウェザーニュース
相模原市南区の人口
相模原市南区の人口・構成
相模原市南区の人口は以下のとおりです
(出典:相模原市ホームページ)
世帯数 139,212世帯
総人口 282,919人
男性 139,721人
女性 143,198人 (令和6年7月1日現在)
市内3区の中では最大の人口となっています。
同じ7月1日現在の同じ出典によると相模原市中央区は274,057人、相模原市緑区は167,024人となっています。中央区とはあまり差がありません。
他の自治体で人口が近い自治体は、東京都目黒区・墨田区、福島県福島市、岩手県盛岡市、などが28万人前後で人口が近い自治体と思われます。
相模原市南区の人口密度
相模原市南区の人口密度は7425人/km2となっています。
他の自治体で人口密度の近い自治体は、お隣の神奈川県座間市のほか、千葉県船橋市などが7500人/km2程度で人口密度の近い自治体と思われます。
相模原市南区は広々とした緑地や公園がありつつ、成熟した人口集積地区もあるといったところですので、普段の暮らしも便利でありつつ、少しだけ足を伸ばすとゆったりとした時間を過ごすことができるといった、オンオフ切り替えつつ非常に暮らしやすいところだと思います。
相模原市南区の各地域
相模原市南区は、「まちづくりセンター」が置かれる地域に分けることができます。
下記地区内の地域についての出典は相模原市ホームページです。
大野中地区
大野中地区は古淵駅を中心とした地域で、相模原ゴルフクラブから町田市役所付近まで続く広い地区です。
南区の東北端に位置し、相模原市中央区のほか、境川を隔てて東京都町田市に接しています。
JR横浜線と国道16号線・県道52号線が地区内を通過し、古淵駅周辺には大型商業施設などが集まっています。
大野台地域には新たな工業団地が形成される一方、木もれびの森などの緑地帯もあります。
大野中地区の区域 西大沼1丁目~5丁目、東大沼1丁目~4丁目、若松1丁目・2丁目の一部・3丁目の一部・4丁目・5丁目の一部・6丁目、大野台1丁目・2丁目・3丁目の一部・4丁目・5丁目・6丁目・7丁目・8丁目、古淵1丁目~6丁目、鵜野森1丁目・2丁目・3丁目の一部
大野南地区
大野南地区は相模大野駅を中心とした地域で、町田駅南口まで広がっています。
国道16号線と県道51号線(行幸道路)が交差し、小田急小田原線と江ノ島線が分岐する交通の要衝であり、南区役所が設置され、駅を中心に商業も非常に発展している地域です。
相模大野駅近くの米軍関連施設が返還された跡地には文化施設や公園などが整備されています。
駅付近には大型商業施設とともに大規模都市型住宅も完成し、区内でも最も多い人口となっています。
大野南地区の区域 上鶴間1丁目の一部・2丁目・3丁目・6丁目の一部、上鶴間本町、鵜野森3丁目の一部、旭町、栄町、豊町、相模大野、文京、御園1~3丁目、若松2丁目の一部・3丁目の一部・5丁目の一部
麻溝地区
麻溝地区はJR相模線原当麻駅を中心とした地域です。地域内にはJR相模線下溝駅もあります。
相模川へと至る段丘面を含んだ地域で、相模原麻溝公園や県立相模原公園などの大型緑地公園だけでなく、相模川を含め5河川が流れるなど自然環境に恵まれた地区で、無量光寺や八景の棚などの史跡や景勝地も点在しています。
国道129号線のほか、県道46号、48号、52号、507号、508号が集まり、古くから交通の要衝であったことがうかがわれます。
麻溝地区の区域 当麻、下溝、麻溝台1丁目の一部・7丁目の一部、麻溝台(番地)の一部、北里1丁目
新磯地区
新磯地区はJR相模線下溝駅から相武台下駅の間に広がる地域です。
JR相模線と、並行する県道46号線が地区内を縦貫しています。
東側の河岸段丘面から相模川に面した地区で、水田地帯が広がる緑豊かな地区です。
「勝坂式土器」で全国的に知られる「史跡勝坂遺跡」や、江戸時代から続く「相模の大凧まつり」でも知られています。
地区内の広い面積を在日米陸軍キャンプ座間が占めています。
新磯地区の区域 新戸、磯部
相模台地区
相模台地区は小田急線小田急相模原駅の北西に広がる地区です。
小田急相模原駅周辺は再開発が進み、再開発ビルを中心に新しい駅周辺となっています。
小田急相模原駅から国立病院機構相模原病院まで多種多様な商店が連なるサウザンロード相模台商店街でも知られています。
麻溝台地域では養鶏が盛んで、「たまご街道」として人気となっています。
相模台地区の区域 南台、相模台、御園4丁目・5丁目、双葉、桜台、相模台団地、新磯野2丁目の一部、北里2丁目、麻溝台1丁目の一部・2~6丁目・7丁目の一部・8丁目、上鶴間4,811、麻溝台(番地)の一部、新磯野(番地)の一部
相武台地区
相武台地区は小田急線相武台前駅から広がる地域です。
相武台前駅の所在は座間市ですが、県道(行幸道路)をはさんですぐのところからが当地区で、相武台前駅周辺を中心に商業施設が集積して賑わっています。
相武台団地など大規模な集合住宅が連なる、人口密度の高い地域となっています。
相武台地区の区域 新磯野1丁目・2丁目の一部・3~5丁目、新磯野(番地)の一部、相武台1~3丁目、相武台団地1・2丁目
東林地区
東林地区は小田急線東林間駅を中心に、小田急相模原駅まで広がる地区です。
相模大野駅や、小田急江ノ島線と東急田園都市線が接続する中央林間駅にも近く、住宅地として発展してきました。
住宅街には公園・緑地・緑道も多く、住みよい地域として知られています。
地区内には東海大学付属相模高等学校・中等部もあり、小田急相模原駅の南東側には多数の多彩な飲食店が立ち並んでいます。
東林地区の区域 上鶴間1丁目の一部・4丁目・5丁目・6丁目の一部・7丁目・8丁目、東林間、相南、松が枝町
まとめ
相模原市南区のいろいろなデータについて駆け足で書いてみましたがいかがでしょうか。
「便利なのに緑豊かな住みよい相模原市南区」の片鱗が伝われば幸いです。
気になることがみつかった方は是非当ブログ内の各ジャンルの記事にも飛んで読んでいただけたら嬉しいです。
相模原市南区に興味を持っていただき、また、この記事を読んでいただいてありがとうございました。