企画概要
- 涼しいうちにお散歩しよう
- 途中までになっている県道46号散歩を再開しよう
- せっかくだから県道46号を完歩してみよう
- とりあえず行けるところまで歩いてみよう
- 無理しない、なんかあったら悩まずリタイア(サスペンデッド)
といった感じのゆるめの企画です。
おことわり
今回もここまでの県道46号線散歩と同様に北から南へ向かって歩いているため、日差しが強くなるにつれて、進行方向を撮った写真が逆光となりました。
前回の反省を活かしてできるだけのことはしたのですが、見づらい写真もあるかと思います。ご了承くださいませ。
記事内にある「起点から○○km」は、ネット上のキョリ計測サイト「キョリ測」を用いて自分が測った距離であり、実際の道路における距離とは異なる場合があります。
ここまでのあらすじ
厚木駅を朝8時ちょうどに歩き始めた我々は、県道46号お散歩の中断地点である「相模大橋東」交差点へ一旦戻ったうえで県道46号線を歩き始めた。
県道43号線との重複区間を、富士山や寒さにテンションを上げつつ歩くこと1.5km。
現在時刻は8時35分、「海老名インター入口」交差点である。
前回の記事はこちら
県道46号線起点から読みたい方はこちら
レツゴーお散歩
県道46号線のソロ活動開始
起点から8.4km地点である「座間上宿」交差点から、県道51号線や県道43号線などとの重複区間が続いていた県道46号線ですが、ここ「海老名インター入口」交差点からは久々のソロ活動区間となります。
県道43号線とはここでお別れですが、まぁしばらくの間は近くに居ます。
片側2車線、中央分離帯ありの直線的な線形で走りやすく整備されている県道46号線です。
「新橋」信号です。
「Shinbashi」なのか「Shimbashi」なのか時々悩みます。
(東京の新橋駅は「Shimbashi」でした)
こちらが「新橋」で、渡っているのは「かんぬきがわ」となっています。
「かんぬきがわ」と言われてもちょっとその場でピンとこなかったので調べてみたのですが、どうやら、相模原市南区の磯部頭首工で取水された相模川の水のようです…。
南区めちゃめちゃ関係あるじゃん…。
現在では暗渠になったりして地図上ではわかりにくい相模川左岸用水路が、今昔マップさんの昭和20年代の地図を見ると、しっかりなぞれました。
左岸土地改良区さんのページでは文末に名前が出てきますが、おそらくこちらの「貫抜川」は、左岸用水路の排水路の一つのことだと思います。
先日の座間の水路たちの件も含めて、左岸用水路についてはちゃんと勉強しないといけないのかもしれないですね。
きっとどこかにまとめた資料があるでしょう。
左岸用水路沿線各市の図書館とか、神奈川県の図書館とか。
やばいなー。
左岸用水路は調べ始めたら沼にはまる予感しかしないんだよなー。
大山さんと富士さん(左岸用水路から現実逃避)
起点から16.5km、相模大橋東交差点から2.3kmの山王原交差点です。
この交差点を境に、地名としては中新田から社家に変わります。
明治までなら中新田村から社家村への村境ですね。
あら、「ホエールズマート」がありました。
道路の両側に県道46号線を示す標識があります。
現在8時50分です。
徐々に交通量が増えてきた気がします。
東名高速ガード(起点から17.1km)
宜山交差点です。
「むべなるかな」の「むべ」ですね。
この「宜山」交差点から右に分かれる道は、県道46号線の旧道となります。
相模線に寄り添うこちらの旧道は、門沢橋駅の先でまた合流します。
東名高速道路が見えてきました。
社家業平交差点です。
「宜山」から「業平」ですかー。
妙だな…。
…。
「広報えびな」バックナンバーの平成7年(1995年)7月1日号、
このページの中のこちらのPDF、PDFの2ページ目の下の段に「海老名むかしばなし」「第352話 優雅な地名」として、紹介されています。
興味のある方は是非読んでみていただきたいところです。
これによると社家地域に関しては、
- 社家地域には「宜山」「業平」「初雁」「嵯峨野」「宇治山」「小町」「湘築」といった字名がある
- これらは自然発生的な地名ではなく、美名好字意識により選ばれた佳称地名であろう
- 天保期(1830~1844年)に書かれた風土記では「堰向」「山王原」「小俣」「橋戸」という由来のわかりやすい字名だった
- 明治11年の切図ではすでに美称地名になっている
- 社家では素養ある浪人が地域実測し切図作成の際に改めたというが定かでない
- 長い年月その土地にしみ込んだ歴史性を無視して美名で装われてもどうかと思われるが、すでに一世紀以上慣れ親まれている地名でもあり、大切にしていかなければ
との記述がありました。
なんと、明治初期に改名しているという事実。
今で言えば「ゆめが丘」「美しが丘」「湘南台」「青葉台」みたいなものですかね。
この「海老名むかしばなし第352話」が発行された1995年もすでに30年前です。
現在2025年、明治11年から数えても、もうすぐ150年ですね。
さて散歩に戻りましょう。
東名高速道路が近づいてきました。
県道46号線はここで水平のままくぐります。
起点から17.1km、相模大橋東交差点から2.9km。
ここの信号は「社家東名ガード脇」と言います。
シェイクトゥミー、アイ門゛脇(意味無し)
西側を見ると、圏央道との海老名ジャンクションのぐるぐるが展開されています。
大山さんからはどう見えているのでしょうか。
歩道はこんな感じで東名をくぐります。
社家小学校北側交差点(起点から17.3km)
東名をくぐると、左側に、コカ・コーラボトラーズジャパンの海老名工場が見えてきました。
海老名工場を見ながら歩いていたら見逃したようなのですが、上空にご覧のような案内標識があったようです…。
起点から17.3km、相模大橋東交差点から3.1km。
「社家小学校北側」交差点です。
右にちょっと見えるのが社家小学校です。
左側では新たな(おそらく)ディストリビューションセンターが建設中です。
交差点で右を向くと県道408号の標識がありました。
県道408号は全長0.9kmの路線です。
この交差点を右に行くと350mほどで、県道46号線の旧道との交差点である、社家駅入口交差点(県道408号起点)に着きます。
左に行くと550mほどで、県道43号線と合流し、用田・藤沢方面へと向かうことが出来ます。
信号をわたって先に進むと、道路の両側にたくさんの物流センターが並ぶゾーンになりました。
圏央道にも近く、東名・新東名にも近いため、とにかく交通の便はいいですからねー。
それでいてこれだけ平らで広い土地があれば、各種物流センターが増えるのもむべなるかな(←言いたかった)
そして富士山。
入内島交差点(起点から18.4km)
9時29分、起点から18.4km、相模大橋東交差点から4.2km、入内島交差点に到着です。
ここで右を向くと、
ばばーん!
振り返り気味で撮ったので順光となってかっこよく撮れました。
巨大な郵便局、神奈川西郵便局です。
こちらの郵便局は、ATMも窓口もなく、郵便物およびゆうパックの区分業務のみを専門に行っています。
ある意味(通過型)物流センターみたいなものかもしれません。
三島橋で永池川をわたりました。
神奈川県厚木土木事務所東部センターのWEBサイトによると、
永池川は、海老名市国分北の「浅井の井」池にその源を発し、寒川町の倉見で相模川に合流する延長約 5.8km の一級河川です。
とのことです。
とりあえずこちらの河川は天然の河川ということで、相模川左岸用水路は関係なさそうですね…(疑心暗鬼)。
緩やかに右にカーブした先に、交差点の案内標識が見えてきました。
東河内交差点です。
右を向けば富士山。
富士山。
手前の山は大山から続く尾根で、NHKの放送塔があり、新東名のトンネルが貫く、木風山尾根や高取山と呼ばれるところだと思います。
県道46号線の片側2車線で整備された区間はここまでです。
路面の案内のとおり、右側車線は右折専用レーンとなって消滅します。
東河内交差点で交差する道路は「神奈川県道22号横浜伊勢原線」です。
県道路線名や案内標識の左右の地名からも察せられますが、重要な道路となっております。
交通の要衝であり渋滞の多かった用田付近には、片側2車線の用田バイパスが完成済みです。
県道46号線の片側2車線整備区間がこの東河内交差点までの区間なのも、県道22号線とのネットワークを意識したものだと思います。
海老名インターから用田まで行く場合、昔ながらの街道筋(≒最短距離)の県道43号線を使うよりも遠回りになりますが、ここまで46号線で来て左折するルートでも、タイミングによってはそれほど所要時間は変わらないのかもしれません。
起点から19.0km、相模大橋東交差点から4.8km。
海老名市門沢橋の「東河内」交差点に到着します。
次回予告
まもなく「東河内」交差点に到着します。
茅ヶ崎市にある終点「柳島」交差点まではまだ10kmぐらいありますが、まだ午前9時半ですので。
この先ものんびり行きましょう。
次回は海老名市から寒川町に入ります。
次の記事はこちらです!!