ここでは、相模原市南区にある「JR原当麻駅」をご紹介します。
JR原当麻駅の概要
原当麻駅は、神奈川県相模原市南区当麻にある、JR東日本相模線の駅です。
下溝駅と番田駅の間に位置しています。
下溝駅からは1.3km、番田駅とは2.1km離れています。
麻溝地区の中心地として、また県道52号線と県道46号線の主要県道同士の交点として、圏央道相模原愛川インターチェンジへも近く、相模原市南区・相模原市の西の玄関口として特に近年発展目覚ましい原当麻駅周辺です。
駅周辺にはまちづくりセンターなどの公共施設をはじめ、商業施設や住宅地が並んでいます。坂を登ることにはなりますが、北里大学や女子美術大学、相模原公園や麻溝公園などにも近いため利用者も多くなっています。
古墳や遺跡が近くに数多く残るなどの大昔から、鎌倉時代には当麻山無量光寺(原当麻駅から徒歩15分ほど)が開山され、江戸時代に大山詣が盛んになると「当麻の渡し」の宿場町として、現代に至るまで人々の営みが受け継がれています。
現在の駅は列車の行き違いが可能なホームをもつ構造となっています。両方向の列車が到着すると、改札口から多くの人が姿を見せます。
駅前広場にはバス乗り場も整備され、北里大学や相模大野駅、相武台前駅や上溝・田名、厚木方面へとバス路線が運行されています。
JR東日本による原当麻駅の詳細ページはこちら
JR原当麻駅の歴史
JR原当麻駅は1931年4月29日に神奈川県高座郡麻溝村に開業しました。(その後合併して相模原町→市制施行して相模原市となっています)
当時はまだ国鉄線ではなく、相模鉄道の路線として、厚木-橋本間が開業した際に設けられました。
その後相模線は戦時合併を経て1944年に戦時買収され国鉄相模線となりました。
当時の相模線は、士官学校(相武台)や寒川の海軍工廠などの軍事施設を結ぶとともに、貴重な資源であった相模川で採取された砂利の運搬にも用いられていたようです。
戦後も非電化のままで、1965年に無煙化(蒸気機関車での列車が廃止される)を達成して以降はディーゼルカーでの運転が長く続きましたが、1987年の国鉄民営化で東日本旅客鉄道(JR東日本)の所属となり、1991年3月からついに電化されて電車が走るようになりました。
また、その1991年に原当麻駅は現在の近代的な橋上駅舎に改築されました。
現在の原当麻駅北口の階段下に、改築前の写真が碑になっていました。
行ってきました
改札口とその周辺
改札口は1箇所です。Suica簡易自動改札機があります。
島式ホームから上がったところにあります(橋上駅舎)。
写真に人が写っていないのは、あくまで人の居ないタイミングを狙ったからで、ちょっと前までたくさんの人が歩いていました。
改札口を出ると足元にこんな表示がありました。テンション上がりますね!
ちなみに相模原ギオンスタジアムまでは原当麻駅から徒歩で20~25分ぐらいで着くことが出来ます。
徒歩でのアクセスについてはSC相模原のサイトが参考になります。
自動券売機は1台ありました。
最近はSuicaなどの交通系ICカードを使って乗車する人が多いとは思いますが、やはり券売機が1台あると無いとでは大違いですからね。
整理券取って、降りた駅で精算して…ってのは結構大変で面倒なものです。
その奥に見える緑色の端末が列車の発車情報などを表示する大きな端末です。
大きな文字とデザインでとても見やすかったです(正面から写真撮るの忘れました…)
改札口そばに、このようなご案内が貼ってありました。
要するにこの時間帯は駅員さんが不在ということです。
東口へ
JR原当麻駅の改札口を出て左に向かう(相模原ギオンスタジアム方面への指示に従う)と、大きめの広場がある東口となります。
エスカレーターはありませんが、エレベーターが用意されています(利用を待つ人が多くて写真は撮りにくかったです)
振り返って駅舎を撮ります。夕方だったので西日が逆光になってしまいました。
写真でいうと左下、軽自動車の奥に見えているのが公衆トイレになります。
その上、窓があるあたりが改札口前の東西通路ということになります。
駅前広場にはバス乗り場が整備されています。
交通の要衝らしく、たくさんの方面へのバスが発着しています。
上の写真で後ろに見えているのが原当麻駅のランドマークともいえる三和麻溝店です。
食品スーパー三和を中心に、マクドナルド、不二家、ダイソー、マツモトキヨシ、パシオス、西松屋、カーブスや医療機関、美容院などなど、さながら小さめのショッピングモールのようになっています。
駐車場も広くて便利なんですよね。
上の写真から左を向くと
鳩川が流れています。
鳩川は相模原市緑区の大島団地付近が源流で、広くなったり狭くなったりしながらも海老名市河原口付近まで約16kmにわたり、相模線とずっと寄り添って流れていきます。
西口へ
続いて西口にも行ってみましょう。県道46号線方面です。
改札口を出て右に向かうと西口になります。
こちらは非常にシンプルな作りです。
こちらも階段のほか、エレベーターが用意されています。
送迎車用の小さなロータリーがあります。
周辺は住宅街となっています。
原当麻駅のバリアフリーに関しては相模原市WEBサイトのバリアフリーマップが参考になります。
こちらのバリアフリーマップ(PDF)をぜひごらんください。
交通アクセス
JR相模線
JR相模線は各駅停車のみの運転となっています。
全線単線のため、行き違いの多くなるラッシュ時には若干所要時間が増しますが、おおむね15分前後で橋本駅へ、13分前後で海老名駅へと行くことが出来ます。
特に橋本へ向かう列車は時間帯によって所要時間が大きく変わりますので、ご利用の前には必ずJR東日本の公式サイトや各乗換案内サイトなどで時刻の確認をお願い致します。
JR東日本公式WEBサイトの原当麻駅時刻表案内はこちら
バス路線
原当麻駅の東口前には駅前広場が整備され、路線バスが発着しています。
- 北里大学病院へ向かう系統・そこからさらに相模大野駅へ向かう系統(当02・大15系統)
- 県道46号線で下溝・新戸を経由して小田急線相武台前駅へと向かう系統(台14系統)
- 夢の丘小学校入口・昭和橋を経由して厚木方面へ向かう系統(厚79・厚81系統)
- 夢の丘小学校入口・塩田を経由して田名へ向かう系統(当02系統)
- 中丸・古山を経由して上溝駅へと向かう系統(大15系統)
相模原市南区の外へ向かう路線も多いですが、駅周辺の住宅地を経由しています。
また、原当麻駅から見て坂の上になる北里大学病院方面へのバス路線も広く利用されています。
神奈川中央交通公式サイトの原当麻駅のバス時刻表はこちら
自転車・原付
原当麻駅に自転車や125cc以下の原動機付自転車で向かう場合、東口と西口それぞれに自転車駐輪場が整備されています。
相模原市によって整備運営されていて、どちらも料金は無料となっています。
原当麻駅周辺は自転車等放置禁止区域となっています。放置自転車は撤去されます。
無料駐輪場を利用するようにしましょう。
詳しくは相模原市のWEBサイトを確認してください。
周辺地図
まとめ
相模原市南区にあるJR原当麻駅について書いてみましたがいかがでしょうか。
これからますます発展してきそうな原当麻駅とその周辺ということが伝わったら幸いです。
気になることがみつかった方は是非当ブログ内の各ジャンルの記事にも飛んで読んでいただけたら嬉しいです。
相模原市南区に興味を持っていただき、また、この記事を読んでいただいてありがとうございました。