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茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

 

 

茨山稲荷神社とは

神奈川県相模原市南区上鶴間本町の住宅地の中にある神社です。

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

由緒については、境内に掲示がありました。

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

こちらを引用させていただきます。

稲荷神社の由緒 沿革

一、神社名
   茨山稲荷神社
一、鎮座地
   相模原市南区上鶴間本町六-二十一-八番地
一、境内地面積
   六七一㎡(六畝二十三歩)
一、御祭神
   大宮能売命(おおみやのめのみこと)
   宇迦之御魂命(うかのみたまのかみ)
一、神徳
   身体健全 心願成就 家内安全 学業向上
   交通安全 長寿祈願 病氣平癒 厄除開運
   初宮詣 子宝祈願 商売繁盛 七五三詣

 当稲荷神社は安永七年(一七七八年)徳川十代将軍家治の時代、今から二三一年前にすでに祀られていたと思われます。京都伏見稲荷大社本宮より御霊を分霊して受けたものです。
 住民の生活はその殆どが農家であったが、地形は水利の便が悪く、農家の主な生産物の米も水稲は僅かで陸稲や麦等が主であったが、それも年貢と自給分の外には売って現金を得る程の余裕はあまり無かった。副業以上に力を入れて現金収入の目的で営まれた養蚕も技術の遅れと病害や天候等に左右されて、春、秋、晩秋と年三回の努力も無駄になる事が極めて多く、商売繁昌の外に五穀の豊穣と養蚕成就の御加護を願って、稲荷神社を建立したものと思量されます。
 社会の変遷により養蚕農家もなくなり、現在では心願成就、家内安全、学業成就、交通安全など招福除災の神として信仰されています。

 平成二十三年(二〇一一年)八月吉日

との掲示がありました。

この地域では養蚕に力を入れていた時期がありまして、その苦労が伺われる由緒沿革と神社となります。

当サイトでも紹介した「谷口山野稲荷神社(蚕守稲荷大明神)」と、同京都の伏見稲荷大社から分霊を受けた点、安永年間にはすでに祀られていたとされる点など、両神社には共通点が多いような気がします。

 

こちらの茨山稲荷神社も、谷口山野稲荷神社(蚕守稲荷大明神)と同じく、もともとの地域としては谷口(やぐち)地域となります。

 

現在の谷口自治会さんのWEBサイトです。

こちらのWEBサイト内にある「谷口自治会について」→「周辺地図」も大変参考になります。

 

ちなみに「茨山」と書いて「ばらやま」と読みます。

2002年秋まで、現在は路線バスの通っていない区間である、国道16号線の谷口陸橋のちょっと南に「ばら山」というバス停がありました。

むかし気になって「こんなところに薔薇が咲いている山があるのか」と思っていたら「茨山」だったという記憶があります。

バス停名は、「茨山」では読みにくいと思って、ひらがなにひらいたんですかね?

 

 

アクセス

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

 

公共交通機関

駅から徒歩

小田急線の相模大野駅が最寄りになります。

googleマップさんによるとこんな感じです。

相模大野駅南口から1.1km、16分と表示されています。

こちらは南口から検索しましたが、「東口(南出口)」からですと100m、1~2分短くなるかもしれません。(その分駅の通路を歩いているのでそんなには変わらないかもしれませんが)

 

また、JR町田駅の南口からもほぼ同じ距離時間で到着することが出来ます。

googleマップさんによるとこんな感じです。1.2km17分と表示されています。

 

利用する路線によって、どちらの駅かを使い分けで訪問できると思います。

 

路線バス

最寄りのバス停は、「鶴園小学校前」または「上鶴間公民館入口」となります。

どちらも「大13」系統のみが停車するバス停です。

どちらのバス停からも徒歩700m、10分程度となります。

 

この大13系統は中和田地域をぐるっとまわる循環バスのため、相模大野駅から茨山稲荷神社へ向かう場合は、歩いた方が早く到着できると思います。

 

 

クルマ

茨山稲荷神社には車を止められるようなスペースは無さそうでした。

少し離れた位置にならコインパーキングはありそうです。

周辺も古くからの町並みと道が多く、狭い路地が多いですので運転には十分注意してください。

 

参考までに周辺地図は以下のとおりです。

 

 

行ってきました

2024年3月中旬にお邪魔してきました。

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

中和田方面から歩いてやってきました。

いいお天気です。

 

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

鳥居と、社殿と、上の方に掲載した由緒沿革の案内掲示板。

今見えているこの3点が、現在の茨山稲荷神社のすべてとなります。

 

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

鳥居の扁額です。

もともと地域では「稲荷神社」とだけ呼ばれていたのではないでしょうか。

そして後年に地域の名前である「茨山」を冠したのかもしれません。

 

では一礼して境内にお邪魔させていただきます。

 

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

社殿に向かって左側には広いスペースがあります。

なんかたそがれている鳥さんがいます。

 

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

鳥居の後ろから見たところです。

「平成五年二月吉日建立」と読めます。

平成五年って最近じゃん?って一瞬思いましたがもう30年以上前ですね…。

 

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

こちら社殿となります。

社殿には扁額もなく、非常にシンプルです。

そして大変綺麗に手入れされて保たれているように見えます。

 

ではお参りさせていただきます。

 

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

お賽銭はここのこのこれ、RPGなら絶対押すところです。

 

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

こんな感じでお賽銭を入れさせていただけました。

 

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

そういえばお稲荷さんなのに狐さんもいないのですが、そのへんのことも実はこちらの鳥さんが詳しいんじゃないかと思ってお話を伺いたいところですが…。

実は狐さんだったりしますか?

 

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

社殿の脇から鳥居方面を見たところです。

見えているのは「谷口第二こども広場」です。

広くて平らな広場で、子どもたちやお年寄りのスポーツなどによく使われているようです。

 

お邪魔いたしました。

ありがとうございました。

 

茨山稲荷神社(相模原市南区上鶴間本町)

鳥さん またねー。

 

 

まとめ

相模原市南区上鶴間本町にある「茨山稲荷神社」について書いてみましたがいかがでしょうか。

古くからこの地で人々の心のよりどころとして暮らしを見守ってきた神社」ということが伝わったら幸いです。

気になることがみつかった方は是非当ブログ内の各ジャンルの記事にも飛んで読んでいただけたら嬉しいです。

相模原市南区に興味を持っていただき、また、この記事を読んでいただいてありがとうございました。