さがみなみ

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泉龍寺(相模原市南区上鶴間本町)

泉龍寺(相模原市南区)

 

 

泉龍寺とは

曹洞宗 中和山 泉龍寺は、神奈川県相模原市南区上鶴間本町八丁目の境川近く、町田市との境に近いところにある寺院です。

泉龍寺(相模原市南区)

相模原仏教会さまの公式WEBサイトに縁起が載っていました。

全文についてはリンク先をご覧になっていただきたいと思いますが、

「中和田泉龍寺の開創は遠く四百有余年前、享禄年間」とのことです。
享禄年間とは西暦に直すと1528年から1532年です。
後奈良天皇の時代、室町幕府の将軍は第12代足利義晴の時代ということだそうです。
ですので、現在2023年から見ると、400有余年というよりもう最早「500年近く前」と言ったほうがしっくりくるような年数となっていますね。

いっときは「末寺五カ寺を以って教化益々栄え隆盛を極めた」とのことですが、その5つの末寺「無量山西光寺」「延名山常念寺」「瑠璃山東光寺」「常楽寺」「南鶏山円法寺」のうち、現在は「常楽寺」以外は廃寺になっているとのことです。

 

泉龍寺の「ご本尊は釈迦牟尼仏、御脇立に普賢、文殊の三尊を安置している」とのことです(こちらは泉龍寺で頂いた案内からの引用です)

 

 

 

アクセス

泉龍寺(相模原市南区)

公共交通機関

路線バス

最寄りのバス停のひとつは「長嶋神社下」バス停となります。

小田急相模大野駅南口から中和田地区をぐるっと周って相模大野駅南口へと戻る神奈中バスの路線「大13」系統が停車します。

「長嶋神社下」バス停からは230mぐらい、ほぼ平坦なルートで、徒歩5分弱で着けると思います。

循環系統のため、「長嶋神社下」バス停には1方向のみしか停車しません。

 

「長嶋神社下」バス停の時刻表はこちらです。ご利用前には神奈川中央交通公式サイトでかならずご確認ください。

 

また、もうひとつの最寄りバス停は、境川の向こう町田市内になりますが、「かわせみ会館前」というバス停になります。

こちらのバス停は、町田バスセンターor町田ターミナルから南町田グランベリーパーク駅を結ぶ路線(町89系統)が停車します。横浜線などを使って町田駅からバスで来る場合は便利かと思われます。

「かわせみ会館前」バス停から泉龍寺は、旧鶴金橋と鶴金橋で旧境川と境川を渡るほぼ平坦なルートで280mぐらい、徒歩5分程度で到着できると思います。

「かわせみ会館前」バス停の時刻表はこちらになります。

相模原市南区上鶴間本町の中和田地区の略図を作ってみました。

相変わらずごちゃごちゃしてしまいましたがだいたいこんな感じです。

中和田地区略図

 

駅から徒歩

駅から歩こうとする場合の最寄り駅は小田急江ノ島線東林間駅となります。

東林間駅からシャンテ大通りを経由して中和田の交差点で国道16号を渡る一本道で1.8kmです。

信号にひっかかっても30分はかからずに到着できるのではないかと思います。

 

また、小田急線相模大野駅南口からも国道16号線などを歩いて2.2kmほど、30分程度で到着できるでしょう。

JR町田駅南口からでも2.1kmほど、こちらも30分程度では着けると思います。平坦なルートですし、境川沿いや文化財の多い道などを歩いて見るのも良いかもしれません。

 

クルマ

泉龍寺には整備されたきれいな駐車場がありました。(お手洗いもありました)

泉龍寺(相模原市南区)

泉龍寺(相模原市南区)

広い墓地がある泉龍寺ですので、自分が本堂などにお参りしている間にも、クルマでやってきてお墓参りされる方が何組かいらっしゃいました。

 

参考までに周辺地図は以下のとおりです。

周辺は道路も狭いところが多く、さらに坂やカーブも多く見通しも悪いので、徒歩でもクルマでも十分注意してください。(しかもそれなりに交通量があります)

 

 

 

行ってきました

泉龍寺(相模原市南区)

長嶋神社にお参りしたあと、歩いてやってきました。

中和田長嶋神社からはやや下り坂を歩いて220mぐらい、道なりに歩くと到着できます。

繰り返しになりますが、狭くて坂道でカーブで、でもそこそこ交通量があるので、歩く場合でも運転される場合でも十分注意してくださいませ。

 

実は上の写真のところまで行くとちょっと行き過ぎで、手前のセブンイレブンの脇、店舗に向かって左側の路地を入っていくと山門に到着できます。

泉龍寺(相模原市南区)

↑このお地蔵さんを左折すると駐車場に入れます。

この「南無延命地蔵願王尊」の碑の脇と裏には

泉龍寺(相模原市南区)

丁寧な説明がありました。

そして見えているセブンイレブンの向こう側の路地へ戻ります。

 

泉龍寺(相模原市南区)

路地を曲がって50mほど歩くとこちらの門があります。

泉龍寺(相模原市南区)

「不許葷酒入山門」の文字と「中和山」の文字があります。

「葷酒山門に入るを許さず」の碑、下磯部の能徳寺にもありました。

そういえば能徳寺もこちら泉龍寺も曹洞宗でしたね。

昨夜からの食事を思い出してみますが、どうやら大丈夫そうなので、一礼してお邪魔させていただきます。

 

上の写真でも少し見えていますが、入ると左手に七福神さんがいらっしゃいました。

泉龍寺(相模原市南区)

泉龍寺(相模原市南区)

チェーンがあって近くまでは入れませんでしたが、ここから手を合わせたいとおもいます。

 

泉龍寺(相模原市南区)

仁王門の向こうに三重塔が見えています。

それにしてもいい天気で嬉しいです。

泉龍寺(相模原市南区)

仁王門です。

泉龍寺(相模原市南区)

躍動感のある像がいらっしゃいました。

いい天気過ぎて金網が反射してピントが金網に持っていかれてしまうのは仕方ないところです。

泉龍寺(相模原市南区)

仁王門にある扁額です。「中和山」とあります。

 

本日は右隣の通用門?からお邪魔させていただきます。

泉龍寺(相模原市南区)

 

まずは仁王門をもう少し拝見させていただきます。

泉龍寺(相模原市南区)

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上鶴間(鶴間)の語源は「鶴舞う」だと言われていますので、こちらの透かし彫りも鶴なのでしょうか。

 

門を入って左手前方向に手水舎がありました。

泉龍寺(相模原市南区)

泉龍寺(相模原市南区)

この手桶の数を見て、お墓参りに来られる方がたくさんおられるのだろうなぁと思いました。

 

振り返ると

泉龍寺(相模原市南区)

曹洞宗中和山泉龍寺の本堂がこちらになります。

白い壁が美しいですね。

泉龍寺(相模原市南区)

泉龍寺(相模原市南区)

扁額になります。

まずはしっかりとお参りさせて頂きました。

 

そして左を向くと

泉龍寺(相模原市南区)

見事な三重塔があります。

まさに雲ひとつ無い青空に映えまくっています。

泉龍寺(相模原市南区)

昭和62年に建造された三重塔です。「平和観世音」の文字の扁額が見えます。

相模原市立博物館によると、相模原市内の三重塔はここだけではないか、というお話です。

 

三重塔に向かって左には観音堂がありました。

泉龍寺(相模原市南区)

脇にありました縁起によると、観音像は一尺六寸で、もともとは文政七年(1824年)に寄進されたものだそうです。昭和三十五年に観音像は修復され、昭和五十九年に観音堂に安置されたとのことです。

 

本堂に向かって左手には

泉龍寺(相模原市南区)

寺務所がありました。

 

そして寺務所に向かってさらに右には庭園がありました。

泉龍寺(相模原市南区)

庭園には

泉龍寺(相模原市南区)

一葉観音さまがいらっしゃいました。

 

泉龍寺(相模原市南区)

アップで失礼いたします。

この庭園の葉を見る限り、あともう少し後に来ると紅葉がすごいのではないかと思いますね。

 

そういえば一葉観音さまに今年どこかでお会いしたような…と思ったら

春に行った永平寺の一葉観音様

福井の永平寺に春に行った時にお会いしておりました。

どうもご無沙汰しております。

 

泉龍寺(相模原市南区)

十三重石塔です。

泉龍寺(相模原市南区)

上を向くとこの木がまたとても大きいんです。

 

泉龍寺(相模原市南区)

なんとなくまた三重塔を撮りたくなりましたので振り返ってみました。

 

本堂を背にして門に向かって左手には鐘楼がありました。

泉龍寺(相模原市南区)

泉龍寺(相模原市南区)

とても清々しい気持ちになれる素晴らしいところでした。

ありがとうございました。

 

 

 

まとめ

相模原市南区上鶴間本町にある「泉龍寺」について書いてみましたがいかがでしょうか。

市境に近い境川沿いで500年近い歴史を持つ 市内唯一の三重塔のある寺院」ということが伝わったら幸いです。

気になることがみつかった方は是非当ブログ内の各ジャンルの記事にも飛んで読んでいただけたら嬉しいです。

相模原市南区に興味を持っていただき、また、この記事を読んでいただいてありがとうございました。