ここでは、相模原市南区磯部の「山王日枝神社」についてご紹介します。
山王日枝神社とは
神奈川県相模原市南区磯部の下磯部地区、JR相模線線路近くに鎮座している神社です。
境内にある「神社由来」の碑によると、
神社由来
磯部東町内の産土神日枝大神は
大山咋神を祭神として祀り、約六
百二十年前延文元年以前より山王
宮として親しまれ また國土安泰
家内安全の守護神として氏子の崇
敬をあつめ護持されて参りました
が 昭和二年再建の社殿が老朽化
のため新らしく建立に決し 昭和
五十四年九月着工 氏子共有地を
処分しこれに充て 特志者奉納に
よる鳥居その他境内諸設備と併せ
十二月完成いたしました 新社殿
には総本宮である大津市坂本 日
吉大社より大御霊を頂き奉遷され
ております
日枝大神
となっていました。
延文元年というのは西暦では1356年ということですので、現在の2023年から見ると667年前ということになりますが、あくまでも「延文元年以前より」ということなので、700年以上の歴史をもっていてもおかしくない、かなり長い歴史を持つ神社と言えると思います。
下磯部地区の東にあるこの「山王日枝神社」以外に、近隣では、同じ下磯部地区の四ツ谷に「日枝大神」、隣の新戸地区にも「日枝神社」が鎮座しています。
神奈川県神社庁によるWEBサイトはこちらになります。
アクセス
公共交通機関
路線バス
最寄りのバス停は「新磯まちづくりセンター前」もしくは「勝坂入口」となります。
新磯まちづくりセンター前バス停からは、相模線をくぐって200mぐらい、徒歩3~4分で鳥居まで着けると思います。
新磯まちづくりセンター前バス停の時刻表はこちらになります。
相武台前駅-相武台下駅-磯部を走る「台06」系統が停車します。
勝坂入口バス停から鳥居までは、500mぐらい、徒歩7~8分だと思いますが、鳥居を目指さず本殿の裏から入るなら350mぐらい、5分ぐらいで着けるかと思います。
勝坂入口バス停の時刻表はこちらになります。
原当麻駅-下溝-座間-相武台前駅を走る「台14」系統が停車します。
下磯部地区の略図
下磯部地区の略図を作ってみました。
詰め込みすぎてちょっとごちゃごちゃしてしまいましたがだいたいこんな感じです。
駅から徒歩
駅から歩こうとする場合の最寄り駅はJR相模線の相武台下駅となります。
駅から1.3kmほど、ほぼ平坦で、徒歩20分程度では着けると思います。
途中に公共施設「れんげの里あらいそ」「新磯まちづくりセンター」がありますので、休憩したりお手洗いなどを借りることもできると思います。
(「れんげの里あらいそ」にはなんとお風呂もあります!)
また、おなじくJR相模線の下溝駅からでも2kmほど、徒歩30分弱で着けるのではないかと思います。
途中に三段の滝や磯部八幡宮など見どころもありますのでこちらのルートもお散歩ウォーキングにはいいかもしれません。
クルマ
山王日枝神社には駐車場・駐車スペースはありませんので、クルマでの訪問はちょっとむずかしいと思います。
公共交通機関のご利用をおすすめします。
周辺地図は以下のとおりです。
周辺は道路も狭いところが多いので、徒歩でもクルマでも十分注意してください。
行ってきました
新磯まちづくりセンター前バス停からスタートしました。
相模線をくぐって左斜めにすすむと、
「日枝神社参道」という堂々たる石碑というか案内がありました。
ここを左に行きます。
この写真に見えている坂道を登って左に曲がると、山王日枝神社の社殿の裏にいくことが出来ます。
立派な鳥居がありました。
白いコンクリート製の明神鳥居です。
社殿へと続く石段があります。
一礼して鳥居をくぐり、石段を登っていきます。
石段を登りきると社殿があります。
色も大変鮮やかで、丁寧にお手入れされていることがうかがえます。
お参りさせていただきました。
右に回って本殿を見てみます。
大きくはないですがとてもバランスのいい美しい社殿に思えました。
奥を見ると石碑が二点あります。
一つは
先ほども見ていただいた「神社由来」の石碑、
そしてもう一つは
社殿建立記念碑でした。
登ってきた石段を振り返ると
こんな感じです。
手すりもあって登りやすい石段でした。
チェーンがかかっていたので通りませんでしたが、本殿の裏から道路に出ることもできそうで、その場合は道路(車道)の坂道経由で石段をパスすることもできるのかもしれません。
まとめ
相模原市南区磯部にある「山王日枝神社」について書いてみましたがいかがでしょうか。
「約700年にわたって下磯部東地区を見守り続ける、長い歴史を持つ神社」ということが伝わったら幸いです。
気になることがみつかった方は是非当ブログ内の各ジャンルの記事にも飛んで読んでいただけたら嬉しいです。
相模原市南区に興味を持っていただき、また、この記事を読んでいただいてありがとうございました。